美大には、“美大生求む”と書かれたアルバイトがあります。デザイン会社などのアルバイトです。主にアシスタントで、プロジェクト自体に深く関わる事はありませんが、実際の現場と言う物を直に感じる事ができ、かなり良い勉強になります。その場で使える所をアピールしておけば、卒業後の進路で、その会社が雇ってくれる事も多く、美大生はデザイン会社などでのアルバイトを求めます。これは私の経験ではありませんが、友人が、ある看板デザインの会社にアルバイトをしていたときの話です。大きな看板デザインの会社ではありませんでしたが、しっかりした会社だったんだと思います。友人も、事務作業やアシスタントしかしていなかったらしいのですが、会議や設計の現場にも連れて行ってもらったりして、お世話になったそうです。現場はやはりピリピリした空気があり、自分よりも年配の人が、あんなに怒られていたり、それでも何度も頑張っていたり、デザインも何十通りと作っていても決らなかったりと、シビアだったそうです。広告力のある看板のデザインをどうしたらいいのか、そもそもデザインとは何なのか、初めてそこで分かったと言っていました。何気なく見ている看板ですが、その一枚の看板の中に、色々な努力があるのだなと、話を聞いていて思いました。